産業看護師・産業保健師になる

ヘトヘト病棟看護師が産業保健師になるまで

メリット・デメリット

ヘトヘト病棟看護師から産業保健師になったニャースが、企業内医療職の特徴について、考えてみました。

この記事の目次

企業内医療職の特徴、メリット・デメリットは?

企業内で働く医療職のメリット

生活リズムが安定 予定が立てやすい

サラリーマンと一緒、月曜〜金曜の週5日勤務、土日祝休みと、ほぼカレンダー通りのところが多い。

時間は、毎日9:00~18:00、早いところだと8:00~17:00とか?フレックスタイムやテレワークなども導入されているところもありますね。

有給が取りやすい サービス残業がない

病棟では普通だった異常な早出残業や居残りサビ残、休憩時間返上で食事介助、有給休暇の消滅などはあり得ません。

企業内で働く医療職のデメリット

運動不足…

立ち仕事が減る分、運動不足を感じます。

曖昧な産業保健師の立場…

組織にもよりますが、企業内では医療職はホームではなくアウェイです。保健師一人体制の職場だとなおさら、孤独を感じることもあります。

また産業保健師は、産業医や保健所の保健師のように業務が法で定められているわけでもない、とても中途半端な曖昧な立場です。どこまでの業務を請け負うのか、組織によっても見解がバラバラだったりするので、迷うことも多いと思います。

(しっかりと保健師業務が確立している企業であるほど、こういったトラブルは減ると思います。)

お給料面

夜勤手当てがない分、ガクッと額面が落ちる場合も…

同僚が少ない

大所帯の病棟と比べると、一緒に働くメンバーが少人数となり限られているので人間関係が大切になります。

企業内医療職が合う人、合わない人。

こんな人におすすめ!!

夜勤に限界を感じていて、日勤のみのお仕事がしたい!カレンダー通りの土日休み、平日5連勤を希望する人。

落ち着いたペースで仕事がしたい人。

人の話を聴くのが好きな人。

パソコンが得意!統計のデータ分析などが好きな人。

 

こんな人は合わないかも…

夜勤が好き、シフト勤務が好き、平日休みが嬉しい人。

(日勤の連勤が嫌だという人にとっては絶望案件かと思います。また、旅行や買い物など、平日のメリットってありますよね。)

夜勤がない分、夜勤手当てや休日手当がありません。お給料の面で、病棟勤務と比較すると劣ります。

臨床の看護手技を活かしていきたい人。

 ⇨採血や心電図など看護の手技を実践する場はゼロに近いです。健康診断を自社で賄っていたり、診療所を構えている企業では大いに活躍すると思います!

デスクワークが苦手、パソコンを使った作業が苦手な人。

刺激があってスピード感のある忙しい臨床の現場にやりがいを感じる人。

 ⇨毎日変化する患者さんや病棟の状況に対応するのと比べると、産業保健師は単調な部分もあると思います。

コミュニケーションが苦手な人。

メンタル不調者への理解が難しい人。

 

その他、個人的には…

自分のデスクがある。デスクの引き出しには、お中元やお歳暮の頂き物、お土産など、お裾分けが常に詰まっていて、息抜きにmgmg timeも…。しあわせ♡

病棟では、一日中マラソンのように小走りで業務していたので、何より落ち着いて業務できることが精神衛生上ありがたい環境だと思っています。ありがたや〜。